
バーチャル学会2025開催決定!
事前説明会は8月23日に実施予定
事前説明会関連ページ
2025年8月8日プレスリリース
メタバースで誰でも研究発表できる「バーチャル学会2025」開催決定!
今回で7回目となる「バーチャル学会2025」をメタバースプラットフォーム「cluster」(1,2)および「VRChat」(3)にて2025年12月13、14日に開催します。特別な機材不要で、パソコン・スマートフォン等から、どなたでもご参加いただけます(無料・聴講のみでも事前登録を推奨)。
学会発表希望者の募集を開始します。当学会の「学術的取り組み」(4)に該当すれば分野や所属を問わずどなたでもご発表いただけます。(発表申し込み期間:2025年8月23日~9月28日)
発表希望者などを対象とした「事前説明会」をclusterにて2025年8月23日に実施します。事前説明会では基調講演者について発表いたします。報道関係の皆様も、ご質問に回答いたしますので、是非ご来場ください。(事前登録不要)。
学会開催にあたり、ご協賛くださる個人・企業様を募集します。
バーチャル学会について
バーチャル学会とは
『バーチャル学会』はソーシャルVR環境(5)での学術発表や交流を通じて、VR空間における価値創造をアカデミックな側面から促進する取り組みで、2019年より毎年開催されています。ソーシャルVRはオンライン上に構築された三次元空間であり、複数人での同時多発的な対話と身体性を伴った交流が可能な、人類の新たな活動拠点として注目されています。ソーシャルVRは物理的制約から開放された世界・空間の創造が可能であることに加え、所属組織や居住地といった社会的制約に縛られない交流の場たりえます。事実、ソーシャルVRでは既に数多くの人々が交流し、コミュニティが形成され、多様な文化を醸成しています。この一連の営みはまさに物理世界と同等であり、よりよい社会を作り出す原動力を生み出し、新しい価値を育む土壌となります。そして、この流れはソーシャルVR内にとどまらず、物理世界に還元されることで相互に発展し、さらなる価値形成に繋がっていきます。
特にバーチャル学会では普遍的な価値のひとつである知識に注目し、人々の知的好奇心や創作意欲を学術的解釈と結びつけることで新たな価値形成の形態を模索しています。学術活動は、知識の継承と、交流による新たな課題創出が不可欠であり、特に交流とソーシャルVRの活用には高い親和性があります。学術活動を介してソーシャルVRと物理世界の間で価値が循環することは、新たな価値形成につながるでしょう。
バーチャル学会の目標は、ソーシャルVRにおける価値創造の促進です。様々な背景を持つ人々が未知の知識と出会い、新たに芽生えた疑問や気づきに対し議論を行う場をつくることで、二つの世界が真の意味で連携する世界を実現していきます。
学会開催の概要(予定)

名称:バーチャル学会2025
運営:バーチャル学会2025運営委員会
開催期間:2025年12月13日(土)から12月14日(日)10:00 ~ 22:00
会場:
- 「cluster」(ポスター発表・デモセッション・エクスカーション・基調講演・ランチョンセミナー・懇親会)
- 「VRChat」(デモセッション・エクスカーション・懇親会)
公式ウェブサイト:https://www.vconf.org/2025/(参考:前回(2024年12月7-8日開催)の公式ウェブサイト:https://www.vconf.org/2024/)
参加費:無料
参加登録:事前参加登録を推奨します。上記ウェブサイトからご登録をお願いします。
学会企画の概要
バーチャル学会では、基調講演、ポスター発表、デモセッション、エクスカーション、ランチョンセミナーおよび懇親会を実施します。
基調講演(←詳細はクリック)
これまでのバーチャル学会の基調講演では、アカデミアやビジネスシーン、ユーザーコミュニティでご活躍の著名人を招聘し、VRにより未来はどのようなものになるか、そして私達の世界はどのように変化するか、などについてご自身の取り組みをもとにご講演いただきました。バーチャル学会2025でも2名を招聘し、ご発表いただく予定です。基調講演発表者は、事前説明会でお知らせいたします。なお、講演後の質疑応答は会場だけでなくYouTubeLive配信でのコメントを通じても行います。
(前回の基調講演:https://www.vconf.org/2024/keynote_speech/index.html#01)
ポスター発表(←詳細はクリック)
ご応募いただいた研究についてポスター発表を実施します。また、今年度より新たな試みとしてポスター発表をサポートする3Dモデルデータの受け入れを試験的に実施します。提出いただいた3Dモデルデータは各ポスター前に設置される予定です。3Dモデルデータの要件や提出方法については現在検討中です。発表の際に提出していただく発表概要は、「バーチャル学会発表概要集」に掲載され、J-Stage(6)で公開されます。
3Dモデルデータ要件(検討案)
- 提出形式:glb形式
- 最大サイズ(バウンディングボックス):2m × 2m × 2m
- ポリゴン数上限:20,000ポリゴン以下
- テクスチャ:解像度1K以下、1枚以内
- マテリアル:5つ以下
- シェーダー:UniGLTF/UniUnlit(GLB形式標準のUnlitシェーダーです。ほかのシェーダーを指定していた場合、必要に応じて運営でUniGLTF/UniUnlitに修正します。Unlitシェーダーのため、ライティングの影響をうけません。)
- ファイル名・オブジェクト名・メッシュ名など:2バイト文字(全角文字)の使用は禁止
- アニメーション:不可
デモセッション(←詳細はクリック)
ポスター発表のうち、希望される方は、発表内容をわかりやすく伝えるための、VRChatまたはclusterを用いて作成したオリジナルワールド(デモワールド)(7)のURLを提出することができます。デモセッションでは発表者がデモワールドにて聴講者に向けた説明を行うことができます。昨年度までのデモツアーと異なり、聴講者は事前予約不要でデモセッション時間内であれば自由に出入りが可能です。
エクスカーション(←詳細はクリック)
エクスカーションは運営委員やご協賛、メタバースコミュニティの方が自由に企画を行うことができる時間となります。現在運営にて企画を検討しておりますが、ご興味のある方は運営委員までご連絡ください。
ランチョンセミナー(←詳細はクリック)
ランチョンセミナーではスポンサーの講演を予定しています。場所はcluster会場の講演ホールを予定しています(運営委員とスポンサーの協議により、より良い場所や開催形式を模索します)。
懇親会(←詳細はクリック)
各日の夜に発表者、聴講者、運営、ゲスト全員を対象とした懇親会を開催します。会場は1日目がVRChat、2日目がclusterとして開催を予定しています。
学会・事前説明会への参加方法
パソコン・スマートフォン等に「cluster」および「VRChat」アプリケーションをインストールし、アカウントを作成した上でご参加ください。VR機器は必須ではありませんが、VR機器をご用意いただくと、よりメタバースらしい学会を体験していただけます。詳細は後日、公式Xおよびウェブサイトでお知らせします。
学会発表希望者の募集について
ポスター発表(デモセッションを含む)について発表者を募集いたします。当学会で定める「学術的取り組み」(4)に該当する取り組みであれば、どなたでも無料でご発表いただけます。ポスター発表はclusterに設営された会場で実施します。また、提出された要旨は発表概要集として公式ホームページで公開され、学会終了後にJ-Stage(6)で公開されます。J-Stage上の要旨にはDOI(Digital Object Identifier)が付与され、今後の学術活動等での引用の助けとなります。本概要集は、研究をソーシャルVRの活動名で、引用可能な形で公に掲載できる、貴重な媒体と言えます。なお、バーチャル学会では執筆用のテンプレートを用意していますので、要旨作成にご活用ください。
(前回の発表概要集:https://www.jstage.jst.go.jp/browse/vconf/2024/0/_contents/-char/ja)
発表申し込み期間:2025年8月23日 – 9月28日
応募方法:https://www.vconf.org/2025/よりお申し込みください

重要項目
・Discordへの参加(これは期限までにしないと強制キャンセルになります)
・プレビューワールドでの事前体験
事前説明会の開催について
バーチャル学会2025開催の詳細やポスター発表の公募情報に関する事前説明会をclusterにて行います。発表に関して興味のある方はぜひご参加ください。バーチャル学会2025の企画等についても紹介いたしますので、聴講参加希望の方も歓迎します。報道関係の皆様も、質問を事前に連絡いただければ優先的に回答しますので、是非ご来場ください。事前登録は不要です。
実施日:2025年8月23日(土)20:00~
会場(プラットフォーム):
「cluster」:https://cluster.mu/e/d44b18b0-092c-4a68-9a5f-b7c9f8aaf1d0
YouTube Liveにて配信も行います。
配信URL:https://youtube.com/live/nkgtEnLLAug
事前説明会に関しての詳細(このページのことです):
https://vconf.org/2025/press-release/
<ご参考>
ご協賛
バーチャル学会2025の開催に伴い、ご協賛くださる個人・企業様を募集しております。ご協賛プランに応じて、貴社名などを学会会場、学会ウェブページ等に掲載させていただきます。協賛プランにつきましては、下記の協賛募集要領をご覧ください。
コメント:変更済み
用語解説
(1) メタバース:インターネット上に構築された三次元の実質的現実(VR)空間。利用者は、メタバース内で、自分の分身であるアバターを操作して他の利用者と交流する等、様々な活動を行うことができる。ソーシャルVRとも呼ばれる。
(2) cluster:日本発のメタバースプラットフォーム。
(3) VRChat:アメリカ発のメタバースプラットフォーム。
(4) 「学術的取り組み」:当運営委員会では、学術的考察とは「自分の取り組みをプロセス含め他の人にもわかりやすく記し、その結果と結果からわかったことをまとめること」と定義している。(参照:「バーチャル学会ポータルサイト」:https://vconf.org/portal/whats_academia/)
(5) ソーシャルVR:3次元の奥行きのあるCG空間内でアバターを介してオンラインの他者と交流ができるサービス。従来のSNSとの類似性からVRSNSと呼ばれることもある。メタバースとも。
(6) J-Stage:国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が運営する、日本の学術雑誌や研究紀要などの電子ジャーナルを公開・流通させるためのプラットフォーム。
(7) ワールド:メタバースの利用者が自由に活動できるVR空間であり、利用者は自らワールドを設計し、新設することができる。